「FOUNDOUR(ファウンダ)」というブランドはご存知ですか?BOUTIQUE店主金子恵治とヴィンテージディレクターの河田新平氏が今年の2月からスタートしたブランドです。
ブランド名は「FOUND=見つける」と「OUR=自分たち」を組み合わせた造語。でも彼らが見つけようとしているのは、巷によくあるヴィンテージをただ復刻することじゃありません。貴重なヴィンテージや膨大なアーカイブの中から「今、本当に着たい」と感じられる服を選び出し、その服の中に宿る文脈を掘り起こす。なぜこの服が着たいのか、その理由を丁寧に紡ぎ直す。
ファウンダが目指しているのは、「スタイリングの中に物語を発見できる服」。たとえば、一見なんてことないブロードシャツでも、パターンやディテール、縫製の意味をちゃんと掘り下げることで、ヴィンテージやメゾンの名品と肩を並べられるようになる。もちろんストリートカルチャーを背景にしたブランドのアイテムや、低価格の量産された日常着ともコーディネートできる。どのアイテムも主役になれるし、時には脇役になって、お互いを引き立て合う。まるで良いバンドのように、それぞれが調和しながら自由なスタイリングを可能にします。
そんなファウンダをONLINE BOUTIQUEの視点で再編集し、今後定期的にリリースしていきます。まずは第1弾、4曲入りのミニアルバム、あるいはマキシシングルといった具合です。


POCKET T SHIRT ¥11,000(TAX IN)
夏の定番ポケT。1980年代によく見られたTC素材(コットンとポリエステルの混紡)のポケTをベースに、今ちょうどいいバランスのボックスシルエットにアレンジしています。ポケット部分は表にステッチが出ない内縫い仕様のため、美しい仕上がりに。カラー展開も豊富なため、きっとお気に入りが見つかると思います。
COLOR DENIM PANTS ¥30,800(TAX IN)
ジーンズ好きにはお馴染みの701型、股上が深く腰回りにゆとりがあるシルエットが特徴です。それにあえてライトオンスのデニムを採用することで、ワイドなシルエットと同時にドレープ感も楽しめるようになりました。シンチバックに股下リベットとディテールにも抜かりはありません。
ZIP UP HOODIE ¥35,200(TAX IN)
ヴィンテージ市場でも人気の高いダブルフェイスのパーカー。1950年代の着丈が短く身幅が広いシルエット、アルミファスナーや長いドローコードなどのディテールを再現しつつ、ファウンダでは素材をポリエステルに置き換えています。そうすることで軽さを実現し、また洗濯後に乾きやすくもなっています。佇まいはヴィンテージライクだけど機能は現代的、そんなパーカーです。
ANORAK PARKA ¥74,800(TAX IN)
最後はアノラックパーカー。南極観測隊のアノラックパーカーを街着仕様のTCクロスに置き換えています。もともとが防寒着の上から着るものなのでシルエットもオーバーサイズ。本来は機能面から考慮された大きめのカンガルーポケットやドローコードが、愛嬌のあるデザインディテールになっています。今から着るのは灼熱の日本では全く現実的ではないですが、来るべき秋に向けて検討してみてください。
発売は6/19(木)18:00より。
ファウンダは一見すると取り立てて騒ぐこともない普通の服。ただファッションの原点“着ることの楽しさ”を思い出させてくれるブランドです。古いから、レアだから、人気だから、高く売れるから、そんな理由で服を選ぶのではなく、自分らしさを語る「言葉」としての服を選ぶ。その言葉を紡いで、どんな物語をつくるかは、僕たちの自由です。そしてその物語の主人公は僕たち自身です。